ハイパーペアレンティング(5月号)

 「ハイパーペアレンティング」という言葉を初めて目にする人も多いのではないでしょうか?「過干渉の子育て」や「子どもをコントロールしようとする親たち」の総称として使われます。その例を挙げていきます。

■たくさんの習い事をさせる、予定を詰め込んで“退屈”させない

1週間のうち子どもが休む日はなく、習い事や予定を詰め込んではいませんか?また休日も子どもに色々な体験をさせるために、あちこち出かけていませんか?このように一度に子どもに体験を与えても処理しきれず疲れるだけです。子どものペースと興味を考え、何をするのか選択することが大切です。何もせず「ぼーっとする時間」は、子どもの想像力を育て無限のアイデアを育む大切なひとときです。

■子どもの友人関係に口を出す

子ども同士で解決できる喧嘩やいざこざは、深い人間関係を育むきっかけになるのも忘れてはなりません。子ども同士が納得できるよう見守ることが大切です。

■子どもの失敗を先回りして阻止する

 子どもがいつでも正しい選択をするとは限りません。時には親が諭すこともあるでしょう。ですが、失敗を恐れて子どもの選択肢を除外し、「失敗体験」を与えないのも親の過干渉です。

 ハイパーペアレンティングを防ぐには、選択するのはすべて子どもという意識を持つことです。「何がやりたいのか」を子どもに尋ね、やりたいことを選ぶ選択肢を与え選ぶ機会をまずは与えましょう。子ども自身が選ぶことは自分の選択に責任を持ち、何がやりたいかを考えるきっかけになります。

 本来のペアレンティングは子どもと親の信頼感関係構築が重要です。やることなすことに口出しするのは、子どもを「子ども扱い」していて「信用できていない」証拠です。まずは子どもを信じ、見守ることが大切です。その後大人の力が必要な場合にも、親は「どうすればいいのかな?」と問いかけ手助けが必要な部分を子どもと一緒に考えられるとベストです。

副園長:佐藤毅佳