身体の硬さは生まれつきか?(5月号)

 そもそも、生まれつき体が硬いことなんてあるのか?という疑問ですが、答えは「No」です。関節の柔らかさは、生まれつきではなく、関節を取り巻く筋肉と腱の柔らかさで決まります。また、筋肉の強さにも関係してきます。これらの筋肉や腱が使われずに硬くなってしまったため結果として関節(体)が硬くなってしまうのです。体が硬いデメリットとして、疲れやすくなる・疲れが取れない、姿勢が悪くなる、太りやすくなる、といったことがあげられます。

 考えられる原因の一つとして「運動不足」が挙げられます。 体の柔軟性は「関節の可動域」が深く関係していると考えられています。日常生活の中で、体の可動域をギリギリまで使うことはあまりありませんので、動かさない所からどんどん体は硬直して行きます。その結果、幼児期の段階で体を動かす機会が少なかった子どもは、体がすごく硬くなるというわけです。

 他にも、普段からの姿勢に原因がある可能性があります。 猫背のような体に負担のかかる姿勢でずっと生活していると、徐々にその姿勢が慢性化して筋肉が硬直し、可動域が狭くなります。スマホやタブレットでの視聴する時の姿勢も、長時間同じ体勢でいるため筋肉が硬直する原因になりやすいと考えられます。

 体の硬さは生まれつきではないので、大きな不調にならない為にも子どもの頃から生活習慣に気を付けて、身体全体を使った様々な遊びを通して体に良い習慣を取り入れていきましょう。

(副園長:佐藤毅佳)