子どもの発音は大丈夫?(6月号)

 子どもの発音は「アイウエオ」の母音が上手く言えるようになるのが3歳前後で、子音が5〜7歳と言われています。日本語において比較的早く4歳前後に獲得する音と違い、後半の4歳以降に獲得する音(さ・ざ行、つ・づ、ら行)のような音は難しい音になるため、3歳が「たんたい」となることは大いにあります。お子さんの発音は気になっても、早い時期に家庭で無理に正しい発音になるように指摘するのはおすすめではありません。

 しかし、5、6歳になっても誤りが残存し、お子さん本人に自覚が見られ幼稚園や学校などで指摘されるような場合は言語聴覚士が介入し、正しい発音を身につける必要があります。

 発音が悪い原因は、主に4つあります。①舌の筋力が弱い。②口の動きが小さい(口の中が狭い)。③早口。④舌小帯短縮症などがあげられます。原因がどこにあるかを明確にして対応すると、より発音の改善に近づきます。まずはどこに原因があるかを確認してみましょう。そして発音は簡単なトレーニングで改善できます。家庭でできる口を鍛える動作を紹介します。

・風船を膨らます

・うどんやラーメンなどの麺をすする

・ストローを使って飲む

・あっかんべーやにらめっこなどをして顔を動かす

・シャボン玉を吹く

 これらの動作は発音に関わる舌や頬や唇を使う動きです。また、風船やシャボン玉は呼吸の調整にも関わります。遊びの中で、風船を膨らませたりにらめっこをしたり、しゃぼん玉遊びをすることが適切なトレーニングとなるのなら一石二鳥ですね。

(副園長:佐藤毅佳)