暑い日が続き、例年より早い梅雨明けにもなりました。そんな中、子どもたちは汗をかきながら外で元気いっぱいに遊んでいます。
6月23日のプール開き以降、子どもたちは「夏の遊び」であるプールに入って遊んでいます。プール遊びには熱中症が心配なこの時期にピッタリな体を冷やす効果のほかにも、子どもにとって大切なことがたくさん詰まっています。
水あそびをすると、手や足、目や耳など、身体全体で水と触れあうため、さまざまな感覚が磨かれ子どもの五感の発達につながります。また、水の中では浮力が働き普段とは異なる感覚でバランスをとらなければならないためバランス感覚も養われます。同時に、水は予想外の動きをすることもあるため臨機応変に対応する力も身につきます。つまり、陸上での体の動かし方とは違う動きも要求されるため、必然的に自分自身を守る危機管理能力も磨かれます。
水あそびは、時として命の危険を伴う場面も想定されるため、安全に注意して遊ぶことはもちろんですが、未知の体験であることも多く、恐怖心を抱かせることのないよう見守りつつ、挑戦できるような体験をさせてあげることも大切です。当然ですが嫌がる子どもを無理やり水に入れるのは避け、子どものペースに合わせて、子どもと一緒に楽しみながら豊かな感性を育てていきましょう。(副園長:佐藤毅佳)