親子教室で「カルタあそび」をしました。
本園の特色の一つでもあります、「行事に子どもを合わせて行う」のではなく、「行事を利用して子どもを育てる」ことを大切に毎日を過ごしています。
親子教室でも、お正月のこの時期の遊びとして「カルタあそび」をしようということになりました。
ただ、遊びとしてはこの遊びのルールである、「複数人で読み札の絵札を人よりも先に取って、最終的に何枚取れたかを競う遊び」ではありますが、この年齢の子には「競い合い」は必要ありません。
そこで、まずは数枚程度の絵札を並べて、先生が読んだ札をお母さんと一緒に取ります。全部とれた時は「達成感」のある顔をしています。
そして次の段階として、絵札を増やして遊びます。その頃にはこども達も「先生が読んだ言葉の絵を探せばいいんだ」と理解していますし、絵札が増えたことでワクワク感が膨らんでいます。子ども達は本来「新しいこと、知らないこと、難しいこと」を探求する心を持っています。
そして、最後はお友達数人と一緒に遊びます。また遊びが一段、難しくなっていますがそれも子ども達にとって嬉しい事なのです。それでも、1枚の絵札を取り合うことはしません。複数人で取り合いますが、自分の絵札分はあるので、時間がかかっても自分で取れた達成感は味わえます。
同じ遊び一つでも、展開の仕方でワクワク感を広げることができます。そんな、こども目線で遊びを展開できる先生になってください。
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