「いつもと違う夏??」(9月号)

 今年は夏の到来が遅かったからか、残暑が厳しく9月に入っても「暑いね」が合言葉のようになっています。日本の四季も今後どうなっていくのか心配になりますね。

 さて、2学期が始まり、子どもたちも元気に登園してきました。今年は学校の夏休みも短く、ニュースや新聞などで“いつもと違う夏休み”とか“新しい夏休み”などと話題になっていましたが、それを聞いて残念な気持ちになるのは大人だけなのかもしれないと思います。それは、夏休み明けの子どもたちの表情をみるとみんな生き生きとしていて、登園を楽しみにしているのが伝わってきましたし、何より「おうちで夏祭りしたよ」とか「お母さんとおやつ作ったよ」「きょうだいで水あそびしたよ」と充実感いっぱいの様子だったからです。夏期保育の一環として毎年年長児が行っている「お泊り会」も今年は泊まらないでカレー作りやお楽しみ会をして過ごしましたが、例年と変わらない楽しい一日となりました。

 普段と違うことに敏感になってしまいがちですが、できる範囲の中で思い切り楽しくすごすことで、充実感を味わえるということを、子どもたちから教えてもらったような気がします。また、そんな子どもたちと向き合っているお母さん方にも感心しました。

 園でも、いつもと違っても子どもたちと充実した時間を過ごしていきたいです。

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愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員

名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員

親学アドバイザー(親学推進協会)

志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒

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