「楽しい思い出とは…」(8月号)

長かった梅雨が明け、夏らしい日が続いています。

先日、園では「同窓会」を行いました。今年も卒園した小学1年生、3年生が集まり幼稚園で半日を過ごしました。当日は学校の話や園の思い出話をしたり、プールに入ったり、ゲームをして過ごしましたが、どの子の表情も生き生きしていて、幼稚園の時に戻ったようでした。

まだ、入学して3か月しか経ってない1年生、久しぶりに会った3年生だけでなく、先日は社会人になった卒園児が園に来てくれて近況報告をしてくれました。そしてどの子も「幼稚園は楽しかった」と話してくれます。その言葉から幼稚園での生活が子どもたちにとって充実した時間であったことが伝わりうれしく思います。そして、幼児期の子どもたちの毎日の生活が、楽しいものであるべきだと改めて感じさせられます。

近頃、子どもの心の発達には「愛着」が大切とよく聞くようになりました。人や物に愛着を持って関わるにはまず、気持ちの良い時間を過ごせることが前提にあると思います。日ごろ様々な場所で頑張っている子どもたちがホッとできる場所の一つに幼稚園があると嬉しく思います。

お母さん方も、夏休みに入りお子さんと過ごす時間が多くなると思いますが、特別なことをしなくてもお子さんとゆったり向き合う時間、気持ちよく過ごせる時間を作り、楽しい体験をして過ごしていただきたいです。

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   愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員

   名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員

   親学アドバイザー(親学推進協会)

   志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒

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