「交通安全教室を終えて」(7月号)

 じめじめとした梅雨らしい日が続いています。そんな中、園の子どもたちは晴れた日には毎日プールに入り、水遊びを楽しんでいます。

 先日、年長児と保護者を対象に「交通安全教室」を行いました。指導員さん、警察官の方がわかりやすく楽しく交通ルールを伝えてくださり、子どもたちはしっかりと理解して、問いかけにもこたえていました。

 近頃、自動車事故のニュースも多く、そのおかげで、私たち大人はもちろん子どもたちも関心を持っているようで日常生活のなかでも話題になっています。しかし、その関心というのは、「交通事故が起こったこと」であり、「交通安全」ではないのではないかと思うこともあるのです。もちろん事故が起こることで改めて交通安全に関心を持って気を付けることは大切と思いますが、それ以上に大切にしなければいけないのは、事故にならないようにすることなのではないでしょうか。

 今回の交通安全教室の保護者に向けてのお話の中で、こういう機会をきっかけにして「継続すること大切」ということや「子どもだけでしていても身につかない」ということがありました。その話を聞いて、“どんなことも一緒にしましょう”という普段、園がお母さま方に働きかけていることとつながっていると思いました。

 私たち職員も、交通安全について再確認するだけでなく幼児期の子どもたちにとって“どんなことも一緒にすること”が子どもを育てていく大切な要素のひとつであると交通安全教室を通しても実感できた一日でした。

 

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 愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員

 名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員

 親学アドバイザー(親学推進協会)

 志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒

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