「箸を使ってみましょう」(5月号)

新緑が眩しい季節となりました。

幼稚園は今月から平常保育となり、「待ってました」と言わんばかりに目一杯遊ぶ子もいれば、反対に午後になると疲れが出てきて不安になる子もいて様子は様々ですが、少しずつ軌道に乗って園生活を送れるようになってきています。先週から、給食・お弁当がはじまりました。この時期の給食の時間は『友だちと一緒に食べることを楽しむ』ということを目標にしていますが、それと同時に食事のマナーも身につけて欲しいと思っています。

食事のマナーというと、お母様方から“箸を使うこと”についてよく質問があります。どうして”箸を使うこと”がよいのでしょうか。

もちろん日本の文化でありますし、手先を使うことが子どもの脳に刺激を与え、発達に良いことだといわれています。箸を使うことは、自分の食べたいものを道具を使って口まで運ぶという目標を達成しており「自発的行動」「やる気」を育てる行動ともいわれており、これは発達が著しい幼児期にこそ効果があるものです。大人になってからでは身につけられても、体験させたい達成感は味わえません。

スプーンやフォークしつけ箸を使うと汚れず上手に食べているようですが、箸を持つことへの近道ではなく全く別の道具です。初めは上手に使えなくても3~4歳までに箸を使って食べられるようにしていきましょう。

 

今月より、園庭開放をしております。いつでも遊びにいらしてください。また、園の説明などは指定日を設けていますので事前にお問い合わせください。

 

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愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員

名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員

親学アドバイザー(親学推進協会)

志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒

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