免疫力って何?(11月号)

風邪をひくと「免疫力が落ちていたから」とよく言いますが、そもそも免疫力とはどんなものか、また免疫力を高める方法についてお話しします。

人は、ヒトが生まれながらにして持っている自然免疫、後天的に形成される獲得免疫の2種類によって病気にならないように病原体から守られています。

獲得免疫は病原体に感染しないと抗体を作れません。生後10ヶ月頃~5歳頃までに約300の病原体に感染します。この期間に少しずつ獲得免疫を強化し小学生の頃には300の病原体のほとんどに感染して大人と同程度の抵抗力になります。

この獲得免疫力を高めるためのポイントを紹介します。

・日に当たる:日光に当たると生成されるビタミンDには、免疫バランスを整える役割があります。

・泥遊びなどの外遊び:小さいうちに、適度に細菌やウイルスに触れることで免疫力を高めます。

・腸内バランスを整える食事:免疫細胞の多くは腸内に存在しているため腸内バランスを整えることが大切。発酵食品、食物繊維を多く含む根菜などを摂りましょう。

・体を温める:免疫細胞は体温が上昇すると活動が高まります。遊びを通して体を動かして温めましょう。

控えた方が良いこと

・インスタント食品:保存料や防腐剤などに含まれる添加物は、腸内の良い菌の繁殖を止めてしまうので控えましょう。

・過度な清潔志向:子どもの触れるものを過度に消毒や殺菌しすぎると免疫を獲得する機会を阻害することになります。

・不規則な生活:規則正しく早寝早起きをすることで成長ホルモンが分泌され、免疫バランスが整います。子どもを大人の生活リズムに巻き込むのはやめましょう。

 大人になって初めて感染すると重症化してしまう病気もあります。日々の生活に気を付けながら免疫を高めて健康にすごしていけるようにしましょう。

(副園長:佐藤 毅佳)