梅雨らしい、ジメジメした日が続いています。そんな時の少しの晴れ間は子どもたちにとって絶好の泥遊びのチャンスです。園庭で泥だんごを作ったり、素足になって走り回ったりして泥の感触を楽しんでいます。
さて、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた今年度の親子教室がスタートしました。初めての場所にワクワクドキドキしながらお母さんに手を引かれ登園する姿はとてもかわいらしく、見ていて心が朗らかになりました。初回はふれあい遊びをして過ごしましたが、お母さんと子どもとしっかり向き合って関わる様子を見ると、やはり「生の体験」をすることが人を育てるのだと改めて思いました。
最近はあちらこちらでオンライン化しており便利になっていますが、それは大人向けのものであり、幼児期はやはり人対人であったり、自然に触れたりして五感を育てていきたいものです。
人間の成長には「臨界期」という能力を学習できる適切な時期というものがあり、その時期を過ぎてしまうと努力をしても限界があるといわれています。わかりやすく例を挙げると言葉は幼児期に獲得しないとその後努力しても身につきにくくなります。子供の成長は大人の8倍ともいわれています。この時期だからこそ、親子でたくさん関わり、同じ経験をして共感して心を育てていってほしいと思います。
本園の親子教室がそのきっかけの一つになるといいと思います。園庭開放や保育室開放もしていますので、いつでも遊びにいらしてくださいね。
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愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員
名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員
親学アドバイザー(親学推進協会)
志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒
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