12月に入り、街中はクリスマスムード一色で、賑やかになってきました。子どもたちも幼稚園に来るサンタさんに会えるのを楽しみにしながら天井飾りや靴下を作って待っています。
さて、先日、来年度の親子教室の説明会がありました。たくさんの方が来園してくださり、関心を持っていただいていることに嬉しく思いました。その中で、志だみ幼稚園の親子教室は「“親子で一緒にする”ということを大切にしている。」とお話させていただきました。話を聞いただけだと「大変そうだな…」と思われる方もみえるかもしれませんが、日常の生活の中でも何気なく一緒にしていることはたくんあるのです。
例えば、楽しいとき一緒に笑う。公園まで一緒に歩く。そんな些細なことでも“一緒にしている”ことなのです。体も心も未完成で、形成途中の子どもたちは、自分と同じ事をお母さんが楽しそうにしていれば子ども自身も楽しくなり、その雰囲気を全身で感じ取って「こういう雰囲気が楽しいって事なんだ!」と、自らの感性を育てていくのです。逆にお母さんがつまらなさそうな顔をしていたり、ふさぎ込んだり、怒ってばかりいたとすると逆の意味でそんな心が育っていきます。
今年度の親子教室のお母さん方もお子さんと一緒にたくさん遊んでいます。無理矢理「楽しそう」にしているのではなく、同じ事を一緒にしていただいているだけです。時には「お母さんの方が夢中かな?」と思う事もありますが、お母さんが楽しそうな表情の時の子どもは「たのしかった!」と言って帰って行きます。楽しい活動も見られているのでは監視されているようで、共感はできません。同じ時間に同じ空間で同じ事をする。まずはやってみましょう。きっといろんな発見があって楽しいはずです。
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愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員
名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員
親学アドバイザー(親学推進協会)
志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒
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