「親子で一緒にするということは…」(12月号)

 色づいた落ち葉が散り、幼稚園の“どんぐり広場”は落ち葉のじゅうたんが敷かれているようです。

 先日、来年度の親子教室の対象の方々に向けて、説明会を行いました。志だみ幼稚園の親子教室は名前の通り、親子で共有の時間を過ごしてもらうことを大切にしています。なぜ一緒にすることが大切か、説明会でもお話したのですが、お母様方の中には、“子どもと一緒に何かをする”という事を難しくとらえてしまい、大変と思ったり、ちょっと面倒かなと思ったりされる方がいらっしゃるようです。もちろん一緒にすることで大変なこともあるかもしれませんが、皆さんが何気なくしていることの中にもあるのではないかと思います。

 例えば、お子さんが赤ちゃんの頃、笑うようになるまで何も働きかけがなかったお母さんはみえるのでしょうか。一緒に楽しいことを共有し、伝えることで子どもに伝わり笑うようになったのではないでしょうか。また、歩けるようになった時、話せるようになった時、一緒に喜ぶ事をされてきたと思います。“一緒にする”ということは、そんなことも当てはまるのではないかと思います。子どもたちの育ちには、周りの環境や大人の手助けが不可欠です。子どもたちと同じ環境で同じ体験をして、見守りながら働きかけること。そして、その子のできることに合わせて、時には手助けし、時には見守っていくことを大切にしながら、来年度の親子教室も充実したものにしたいと改めて感じました。

 ぜひ、ご家庭でもお子さんと関わりながら“一緒にすること”を意識していきましょう。 

 親子教室について聞かれたい方は園までお問い合わせください。

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愛知県私立幼稚園連盟 幼児教育相談員

名古屋市私立幼稚園協会 幼児教育相談員

親学アドバイザー(親学推進協会)

志だみ幼稚園 教務主任 水野 奈緒

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