私は、秋季遠足に行くまでとても緊張や不安がありました。天気のことや何事もなく森林公園まで歩いて行くことができるのだろうかということです。そして、一番は「歩く距離が長い」ということです。こどもたちは本当に最後まで歩けるのかな?と思いました。しかし、実際には年少の子どもたちは年長のお兄さんお姉さんに助けてもらいながら頑張って歩いている姿、年中の子たちは年長の子たちと話しながら歩く姿、年長の子は年少や年中の子どもたちのことを気にかけながら歩いて行く姿がとても素晴らしいと感じました。
森林公園に着くと、「まだ歩けるよ!」という子もいてびっくりしました。自由に遊ぶときも、坂を子どもたちは何度もスイスイと上り下りしていました。よく考えてみると幼稚園のどんぐり広場や園庭でたくさん走り回って遊んでいるからこそ、長距離を歩いてきたにも関わらず、芝生の坂で上ったり下りたりして遊ぶことができるのだと思いました。
また、椎の実をたくさん見つけると「これが椎の実だよ。」と、教えてくれる子どもや皮をむいて中身を取り出して食べる子もいました。私も初めて食べてみました。こういう他学年と触れ合ったり、自然に触れ合うことができる志だみ幼稚園だからこそ、子どもたちは強くたくましくなっていくのだと改めて感じることができた秋季遠足でした。
(一年目担任より)