令和4年12月2日~12月9日
作品展を講堂にて開催しました。今年も力作ぞろいです。
年少組さんも、帽子(個人作品)と絵本の中の家(共同作品)を作りました。
今年のテーマは「家」です。作る作品も先生が決めるのではありません。子ども達が見ている慣れ親しんだ絵本の中から、みんなで話し合って決めました。
特に年少組は初めての体験です。みんなで話し合うことも、まだまだ稚拙ではありますが、それでも「まあ~るいおうちがいい!」とか「11ぴきのねこのおうちが作りたい!」など、意見を出し合って決めました。
年中組は、牛乳パックを使っての制作をしました。年中組もテーマは「家」です。
個人製作の「カバン」は色画用紙を編み物のように編んで作りました。
年中組ともなると、2回目の作品展です。意見も活発に出てきますが、反対に自我も出てきて「どうしても自分の作品が作りたい」という子もでてきます。
そんな中で、「なにがよいか」「どこが魅力か」など自分なりのプレゼンが始まります。そんなやりとりの中、決まった作品です。作品のコメントの横には題材となった絵本も飾りました。
年長組の作品は、全てが高度になってきます。
今回は人形(個人作品)と木工工作(共同作品)です。人形作りは「針と糸」を使います。1学期に「ティッシュケース」を同じように作っています。
2回目なのですが、どの子もそれは器用に縫い上げていました。たった一回の経験でも子どもたちに響く体験であればこんなにも上達するのかと感心しました。
人形に着せる服まで縫い上げます。
そして、卒園記念を兼ねた、大型木工工作(共同作品)。
年少の頃から、遊んできた遊具の一つでもあります。そして、やっとそれを自分達で作れる番になりました。嬉しさもひとしおです!
三年間の積み重ねである、「意見を出し合っての話し合い」「年少から遊びの一つとして、釘と金づちで取り組んできた木工遊び」など、集大成となる作品です。
個人懇談での嬉しいエピソード!
年少組のある子が、「帽子はおうちに持って帰れるけど、みんなで作ったおうちは持って帰れないから、お父さんにも見て欲しい!」とのこと。それに応えてお休みを取って見に来てくださったお父様。なんてすてきなご家庭でしょう。
年少でも「共同作品」の意味をしっかりと理解しています。加えて、「だからこそ、見て欲しい!」と親に伝える。こんな素晴らしい話が聞けたのも、この作品展が子どもにとって「やらされたもの」ではない、「自分達がみんなでやったもの」ということが伝わってきました。
ご参観いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。