6月初旬より製作を開始していた「巾着袋」。本物の針と糸で、家から持ってきたお気に入りの布を縫い上げていきます。
最初は、「糸が通らないよぉ~」とか「指さしちゃった!」と聞こえていましたが、仕上がり間近になると、どの子も無言で集中して仕上げていました。
本園では木工工作をはじめ、今回のように本物を使って取り組む場面がいくつかあります。
木工工作の釘とかなづち、巾着袋の針と糸、写生画における本物の果物や野菜…。
もちろん、危険を伴うものもありますので、十分な配慮が必要であることは当然ですが、本物だからこそ、こども達の取り組む姿勢・目の輝き・集中力・できた時の喜び…、が大きく違っていると思っています。
また、「作製キット」では味わえない自分だけのオリジナル性もこども達の“できた喜び”に一層の拍車をかけていると思います。
今日まで各教室で展示してあった「My巾着袋」を持ち帰ります。大いに褒めてあげ、大切に活用いただけたらと思います。そうした保護者の方々の働きかけに、こども達は「愛されている喜び」「物を大切にする心」を育てていくのだと思います。
それぞれ家から持ってきたお気に入りの布での作品。これだけで十分、絵になりますね。