作品展

(12月上旬)
個人作品も“工作キット”などを使って作るのではなく、廃材を利用したり自然の木の実などを利用したりして作るので、どれも個性豊かな作品ばかりです。特に、本園では年長児による卒園記念品とでもいうべき「大型木工」があります。これは、年長になったからできるようになったというものではありません。年少の頃から、本物の金づちとくぎを使い、木の土台にウレタンフォームの柔らかい素材を打って遊ぶ事から始め、年中では木と木を打ちつけて段階をふんで慣れ親しんでいきます。そして年長ともなるとのこぎりも使って各クラス、力の結集した作品が出来上がりまます。この頃になると、年長クラスは「連帯感」も育っていますし「協調性」も育っています。
候補選び→組立→デザイン選び→ペンキによる仕上げ、といった段階を経て出来上がった作品は各クラス自慢の力作です。そして、年中・年少にとっては、ここでも「年長への憧れ」を育てています。「いつか自分たちも〇〇を作るんだ。」「私は△△が作りたい!」と。「年長児になって大型木工を作るよ。」と話したとたん、「〇〇がいい!」「△△が作りたい!」「□□のほうがみんなで遊べるよ~          。」などの答えが返ってくると、年少・年中の時に温めていた想いが伝わってきます。